みなさんはゴリラと聞いてどういったイメージを持ちますか?
野生、筋力、ジャングル、凶暴、はたまた温厚・・・。いろいろなイメージが浮かぶでしょう。
ここではゴリラの生態に注目して、みなさんのゴリラに対する知識を深めていきましょう。
ゴリラはジャングルに敵なし?
身長180cm、体重150kgの巨体を持ち、握力400キロを有し、手足を使い時速40kmの速さで走ることができるゴリラは、霊長類の中でもとても優れた身体能力を持っています。
類人猿の状態の筋力に関する複数の研究をみれば、人間に比べチンパンジーは4~7倍、オランウータンは5~8倍も強く、ゴリラはなんと12倍も強いのです。
これだけの身体能力を有するゴリラに、ジャングルに敵はいないように思えるかもしれません。しかし、ゴリラと同じジャングルに生息するヒョウはゴリラの天敵であるのです。
ヒョウが雌や子ども、寝込み中のゴリラを襲い、捕食する例は数多報告されています。恐怖や痛みに敏感なゴリラはヒョウなどの捕食動物が苦手なのです。ゴリラと比べると小柄なヒョウが天敵であるとは意外ですね。
しかし、ゴリラの縄張りに入ろうとするとゴリラは外敵に対し二足で立ち上がり、胸を両手で叩き高い音を鳴らすドラミングと呼ばれる威嚇行為により、多くの動物は逃げていきます。
多くの動物にとってゴリラは恐れ多い存在なのでしょう。
ゴリラって頭がいいの?
動物の知性というと、チンパンジーやイルカなどの動物が有名ですが、ゴリラの知性についても最近の研究で明かされつつあります。
京都市左京区の京都市動物園、ここでは世界的にも珍しい実験が行われています。ニシゴリラの2歳の雄、ゲンタロウ君はなんと数字を覚えることができるのです。
パネルに表示される1~5の数字を順に指すことでエサが与えられるという学習を2か月半行い、成果をあげることができました。この学習は進められており、10月現在においてゲンタロウ君は1~8までの数字を覚えています。
ゲンタロウ君に限らず、他のゴリラでも知能の高さを示す例は報告されており、一般にゴリラは‘頭のいい’動物なのです。
ゴリラは凶暴な動物?
野生のゴリラは、3~20頭の群れを形成して生活をしています。群れの中でゴリラたちは一体、どのようにコミュニケーションを取り合い、どのように協力し合うのでしょうか?
2014年6月23日、京大はガボン共和国ムカラバ国立公園にて、野生の成人ゴリラが果実を分け合う様子を観察したと発表しました。
これまでオランウータンやチンパンジーが植物を分配する行動は確認されてきましたが、ゴリラではそうした報告はなく、分配される場合でも親子の間に限られていました。
ゴリラの社会性についてはこれだけではなく、初対面では挨拶をする、仲間同士の喧嘩の仲裁をするなどいずれも社会性の高さを示す発見がされています。
長年に渡りゴリラは凶暴な動物だと誤解されていましたが、研究が進むにつれ、実は温厚で繊細な性質を持っていることが明らかになってきました。
まとめ
いかがでしたか? 今まで知らなかったゴリラの一面が垣間見えたのではないでしょうか?
日本人ならテレビや動物園でしか目にすることのないゴリラ。強い上に頭が良くて温厚な動物だと思うと、何となく親しみも湧いてきますよね。
今号ではこの後も、魅力的なゴリラがたくさん登場します。
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